9月1日より新入園児さんの募集が始まります。私たちにとっては、1年間の通信簿を渡される気分です。嬉しい事に、今年も多くの方々が暑い中、見学に来ていただきました。本当にありがとうございます。今年は昨年に引き続きコロナ過の中での園児募集になったので、オンライン入園説明会に切り替えましたが「オンライン説明会を見て、お父様が実物を見てみたい」というご希望があり、ご夫婦で見学にいらしていただいた方が多かったような気がします。ですから「土曜日の施設見学会」が盛況でした。お父様に関心を持っていただける事は本当に嬉しい限りでした。建物にも構造にも意味がある。だから、こんな活動をしている。そこを理解していただけた事が一番嬉しかった事です。

 9月1日の園児募集は栃木県幼稚園連合会の取り決めになっています。私どもは先着順で受付を行うこととしました。一度先着順で募集を行ったところ、早朝より並ばれる方がいて、そのご苦労を考えると大変だろうと言う事で抽選にしたところ、これも問題が多い事に気づきました。
抽選が進むと、どんどん入園できる人が少なくなり、最後の1名に漏れた方が肩を落としている光景、何とも言えない気分で見送りました。もし、最初に入園できる・できないが分かれば、第2希望の幼稚園・保育園に早く行けたかも知れない。そうすれば入園できたかも知れない。それを長々と抽選につき合わせてしまい、もしかしたら第2希望の園にも行けなかった可能性があります。その反省をふまえ、先着順に戻した経緯があります。

 本当なら、希望される方全員が入園できるのが一番の理想だと思います。でも、私どもが見られる園児数の限界というものもあります。どんなに優秀なスタッフがいたとしても、全体が大きいと一人一人の発達や成長、その時の活動に対する思い、個性への対応、そういったものができなくなる危険性と隣り合わせになります。私どもが見られる限界。これを考えると、今の園児数が本当に「目いっぱい」ではないか、と思っています。

 暑い時期でもありますし、コロナが猛威を振るっている時期でもあります。できるだけ安全な、密を避ける園児募集になるようにしたいと思っています。ご理解とご協力をお願い申し上げます。