このような政治的な問題が加味されたものを、幼稚園のブログに取り上げて良いものか、決断がつかず、今になってしまいましたが、やはり取り上げるべき、と考え「ウクライナ戦争」について思う所を述べさせていただきます。

 連日テレビで放送されていますので、皆さんはすでに概要をご存知かと思います。ロシアがウクライナに戦争をしかけました。発端を見て見ると、ウクライナの東、ロシア国境に近い所にはロシアの方が住んでいる。その方々がウクライナ人でなくロシア人でいたい、という要望に応じて、ロシアはウクライナに住んでいるにもかかわらず、ロシア国籍を与えたようです。ある意味、他国に対する内政干渉とも言えます。そのウクライナ在住ロシア人が阻害された。いじめられているロシア人を守る、という名目でロシアがウクライナに軍事的行動と言う戦争をしかけた、というのが真相のようです。ただ別の見方をすれば、ウクライナはNATOに加盟したいと望んでいた。もし加盟されたら、NATO諸国と国境を接する事になる。それもプーチンさんは気に入らなかったようです。

いざ戦争が始まってみたら、国力・軍事力から見てロシアの圧勝。1ケ月もしないでウクライナが制圧されるんじゃないか。どこまで持ちこたえられるんだろう、と思っていたところ、ウクライナは強い。じりじりと押し返しています。これもアメリカをはじめ、西側諸国が最新の武器を提供している事もあるのでしょうが、やはり「国を守る」という意気があるウクライナは精神的に強いんだろうな、と思って見ています。

 この戦争のおかげで小麦の価格があがった。天然ガスが不足するようになった、等々世界経済に与える影響が強すぎます。どうなることか、先が見えない状態です。保育の世界には直接影響はないかも知れませんが、保護者の方々が勤務している会社の状態などによっては影響が出る危険性もあります。物価高は確実に家計を圧縮します。ガソリン高だって財布に影響します。それ以上に、戦争と言う「人が人を殺す」と言う事の恐ろしさです。私たちは子ども達に仲良くしましょう。意見が食い違った場合、何が原因なのか話し合って解決しましょう、と言っています。暴力ではなく、力に頼らず、言葉で解決の道を探す事を教えています。ですが…。

幼稚園の子ども達だってできる事が、大国の大統領にできない訳はないと思うのです。早く平和を取り戻してもらいたいと願っています。