コロナウイルスが落ち着かず、厳しい状況が続いています。栃木県も20日までまん延防止措置期間となり、ご家庭で保育が可能な方にはご協力をお願いしております。専門家の方も、もうすぐピークアウトするのではないか?と言っておられますが、どうなるか。その時になってみないとわかりません。
 そんな訳で、幼稚園でも遊びや活動が制限される事もあり、園長が各クラスを回って新作のマグネットシアターやってみれば?と提案を受けました。

  マグネットシアターというのは、ずっと昔、パネルシアター講習会を受けていた時、講師の先生が童謡はもとより、フォークソング、今流行りのポップスなど、様々な歌を使って演じていました。それを見て「歌は何でもいいんだ」という事。そしてパネルシアターの「ギミック」(予想もしない動き)に、会場で見ていた先生方が「お、おー!」と声をあげていた。そこで、もっとギミック満載のものを作ったら子ども達に受けるだろう。紙でなく立体のぬいぐるみ等々使ったら、もっと表現力が増すのではないか、と考え、作ってみたのが始まりです。パネルシアターではできない動き、立体物を利用して電動モーターなどを使ったり、ライトを入れたりとか、様々な手法も使える。子ども達も「何が飛び出してくるかわからない」面白さを味わってもらえるのでは?と思ってやってみる事にしました。

 そこでゴリラのぬいぐるみを使って演じたところ、子ども達に大うけしたのに気をよくして、いろいろ作ってみました。今ではけっこうレパートリーが増えては来たのですが、このごろ新作ができません。パネルシアターで有名な「素敵な帽子屋さん」を作ったのが最後。もう1年以上新作を作っていない事に気づきました。さて、と思ってはみたものの、元になるよい曲が見つからないのです。

「日本にもこんな良い歌があるよ」という事を伝えるため「文部省唱歌」みたいなものも良いな、と思ってはいるのですが昔の唱歌って曲が短い。歌詞が難しく、ぱっと聞いただけで子どもに意味が通じるのか?と言う事もあります。個人的には「ふるさと」とか「富士山」、「我は海の子」とか、使ってみたい曲はあるのですが、どのようなギミックを入れたら良いか、そこが思い浮かばない。
二次元的な表現しか思い浮かばず、これではパネルシアターと変わりない事になりそう。それだったら、松田聖子さんの「瑠璃色の地球」みたいな方がLEDライトを入れたり、後ろから太陽に見立てて光を当てたりとか、工夫できそうかな?と思っていますが、歌詞の内容が子ども向きと言えるのか。そこも悩んでいます。

 以前から「アンダー・ザ・シー」を使って海の中の魚たちが遊ぶ様子を表現しても面白いかな?魚を吊るしたモビールか、メリーゴーランドみたいに回したりしたら楽しいだろうな、と思っていますが、この曲をやるにはイントロで「スチールパン」という楽器を演奏しないと様にならない。でも高い。そんな理由でお蔵入りになっている曲もあります。

たしかにこんな時期でもあります。園児さんが喜んでもらえるものを作って、一緒に楽しめたらいいな、って思います。こう言うものを考えたり、作ってみたりしている時が一番楽しいです(笑)正直、書類を作るよりワクワクして作っています(役所の皆さん、ゴメンナサイ)

誰か「こんな曲はどうですか?」ってお勧めがあったら教えて下さい!