前からブログでも話題にしていたこども家庭庁が衆議院を通過し、参議院で審議に入りました。
日本の官庁は、「縦割り」です。担当している課や庁が担当し、他に譲ると言う事はしません。ですから「保育」となると、0歳から18歳まで厚生労働省管轄。幼稚園は3歳から5歳。つまり3歳から5歳までは文部科学省と厚生労働省が管轄しています。
いっそのこと3歳から5歳までは幼稚園に移して、そこで教育。教育時間終了後、必要のなる人に対しては午後6時半まで厚生労働省管轄で見る。そうすれば、すっきりすると思っていたのですが、そう言う横の連携は大嫌いなようで、絶対にやりません。担当部署が決まれば、何が何でも、不得意な内容であっても、それを見るだけの知識経験がなかったとしても、担当部署が対応します。その部分だけでも投げちゃえばいいのに、って思うのですが、これができない。日本の官庁の最大の欠点だと思います。
たしかに日本の教育に関する予算は先進国の中でも低いのです。幼稚園教育無償化、高校の授業料無償化を行ったので、多少伸びてはいるものの、まだ少ないような気がします。
そこで、衆議院通過時の様子をちょっと見て見ると、その中身を問われた時、岸田総理の答弁は「具体的な施策を積み上げて、子どもに対する予算を増やしていく」という、具体的な施策が見えないものでしたし、縦割り行政の弊害がこれだけ言われているのにもかかわらず「子どもをめぐる課題は社会が複雑化する中で多義にわたり、文部科学省、厚生労働省のみならず国土交通省など様々にわたる。専門性を伸ばす中でいかに連携するか、司令塔となる組織が必要ということでこども家庭庁を提案していく」というものでした。
認定こども園制度ができた時「幼稚園でもない保育所でもない、これからの多様な保護者の働き方・要望に沿った保育の提供ができるよう、認定こども園制度を創設し、内閣府がこれを管轄する」って事でした。だとすると、文部科学省と厚生労働省はそのままで、内閣府に加え、こども家庭庁にも同じような書類を提出する事になるのでしょうか。これ以上書類が増えたら、私、過労死します。(認定こども園関係、少なくなったとはいえ幼稚園関係、保育に関しては市役所とこまごまとした書類を毎月提出、そして学童クラブの書類と企業主導型保育施設の書類。本当に大変です)
これに加えてこども家庭庁?勘弁して下さいよ、って言うのが本音です。
前々から私が提案しているのですが、4月現在か5月1日現在か、どこか1日の基準日を決めて、その日の園児数とか、先生の数、園の状況(保育室の数・面積・園庭の広さ等々)をこども家庭庁に提出。文部科学省や厚生労働省は、そのデーターをこども家庭庁から回してもらい、各園に調査票を提出させる事は止めて欲しいのです。(一度、コピーして送ろうかと思いましたが、微妙に調査項目が違うので、結局1から作り直ししないといけません。しかも毎年調査項目が増えたり、報告書の様式が変わっているので、前年度のコピーもできないのです)
それから細かな事になりますが、保育園では出る補助も、幼稚園には出ないというものもあります。そうすると同じ認定こども園の園児でありながら「2号認定の園児のみ申請してください。1号認定が混じっていないか、確認のうえ申請してください」って事になる。私たちには1号認定園児と2号認定園児で差別するような事が無いように配慮すること、って通達が出ています。例えば1号認定園児だけのクラス、2号認定園児のみのクラス編成は認めません。って事です。だけど考えてみたら1号認定・2号認定なんて大人の都合で分けているだけ。それなら補助だって1号2号に関係なく「認定こども園の園児」として、等しく補助して欲しいなあ、って思います。
似たような例ですが、以前「園児名簿、男児が先で女児が後、というのもおかしい。男女混合名簿が望ましい」と言われたので、(私も馬鹿正直なので)男女混合の名簿にしたら、新たな調査票。各学年「男児〇名、女児〇名」という記載項目があり、さらに「入園した年度別」に男女別を記載の事、って調査票が来ました。
おい、混合名簿にしちゃったから、わからないよ!って事で全部入園申込書を再確認して記入しました。それがあったので、翌年は「入園した年度順・男女別」の名簿に戻した事があります。考えてみたら、名簿なんですから、園の一番見やすい方式でいいじゃないか、そこまで言わなくてもいいよ、って思います。
もうちょっと現場の意見・現場の負担、考えてくれないでしょうかね。(30年前の県庁は「それも補助金支給の資料だ」って言ってました。「補助金が欲しければ大人しく書類を出せ」って事でしょうか?)
日本の官庁は、「縦割り」です。担当している課や庁が担当し、他に譲ると言う事はしません。ですから「保育」となると、0歳から18歳まで厚生労働省管轄。幼稚園は3歳から5歳。つまり3歳から5歳までは文部科学省と厚生労働省が管轄しています。
いっそのこと3歳から5歳までは幼稚園に移して、そこで教育。教育時間終了後、必要のなる人に対しては午後6時半まで厚生労働省管轄で見る。そうすれば、すっきりすると思っていたのですが、そう言う横の連携は大嫌いなようで、絶対にやりません。担当部署が決まれば、何が何でも、不得意な内容であっても、それを見るだけの知識経験がなかったとしても、担当部署が対応します。その部分だけでも投げちゃえばいいのに、って思うのですが、これができない。日本の官庁の最大の欠点だと思います。
たしかに日本の教育に関する予算は先進国の中でも低いのです。幼稚園教育無償化、高校の授業料無償化を行ったので、多少伸びてはいるものの、まだ少ないような気がします。
そこで、衆議院通過時の様子をちょっと見て見ると、その中身を問われた時、岸田総理の答弁は「具体的な施策を積み上げて、子どもに対する予算を増やしていく」という、具体的な施策が見えないものでしたし、縦割り行政の弊害がこれだけ言われているのにもかかわらず「子どもをめぐる課題は社会が複雑化する中で多義にわたり、文部科学省、厚生労働省のみならず国土交通省など様々にわたる。専門性を伸ばす中でいかに連携するか、司令塔となる組織が必要ということでこども家庭庁を提案していく」というものでした。
認定こども園制度ができた時「幼稚園でもない保育所でもない、これからの多様な保護者の働き方・要望に沿った保育の提供ができるよう、認定こども園制度を創設し、内閣府がこれを管轄する」って事でした。だとすると、文部科学省と厚生労働省はそのままで、内閣府に加え、こども家庭庁にも同じような書類を提出する事になるのでしょうか。これ以上書類が増えたら、私、過労死します。(認定こども園関係、少なくなったとはいえ幼稚園関係、保育に関しては市役所とこまごまとした書類を毎月提出、そして学童クラブの書類と企業主導型保育施設の書類。本当に大変です)
これに加えてこども家庭庁?勘弁して下さいよ、って言うのが本音です。
前々から私が提案しているのですが、4月現在か5月1日現在か、どこか1日の基準日を決めて、その日の園児数とか、先生の数、園の状況(保育室の数・面積・園庭の広さ等々)をこども家庭庁に提出。文部科学省や厚生労働省は、そのデーターをこども家庭庁から回してもらい、各園に調査票を提出させる事は止めて欲しいのです。(一度、コピーして送ろうかと思いましたが、微妙に調査項目が違うので、結局1から作り直ししないといけません。しかも毎年調査項目が増えたり、報告書の様式が変わっているので、前年度のコピーもできないのです)
それから細かな事になりますが、保育園では出る補助も、幼稚園には出ないというものもあります。そうすると同じ認定こども園の園児でありながら「2号認定の園児のみ申請してください。1号認定が混じっていないか、確認のうえ申請してください」って事になる。私たちには1号認定園児と2号認定園児で差別するような事が無いように配慮すること、って通達が出ています。例えば1号認定園児だけのクラス、2号認定園児のみのクラス編成は認めません。って事です。だけど考えてみたら1号認定・2号認定なんて大人の都合で分けているだけ。それなら補助だって1号2号に関係なく「認定こども園の園児」として、等しく補助して欲しいなあ、って思います。
似たような例ですが、以前「園児名簿、男児が先で女児が後、というのもおかしい。男女混合名簿が望ましい」と言われたので、(私も馬鹿正直なので)男女混合の名簿にしたら、新たな調査票。各学年「男児〇名、女児〇名」という記載項目があり、さらに「入園した年度別」に男女別を記載の事、って調査票が来ました。
おい、混合名簿にしちゃったから、わからないよ!って事で全部入園申込書を再確認して記入しました。それがあったので、翌年は「入園した年度順・男女別」の名簿に戻した事があります。考えてみたら、名簿なんですから、園の一番見やすい方式でいいじゃないか、そこまで言わなくてもいいよ、って思います。
もうちょっと現場の意見・現場の負担、考えてくれないでしょうかね。(30年前の県庁は「それも補助金支給の資料だ」って言ってました。「補助金が欲しければ大人しく書類を出せ」って事でしょうか?)
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