歴史に残るであろう今回の参議院議員選挙、終わりました。国民の判断が合っているのか、間違ってしまったのかは今後の政局を見ないと何とも言えませんが、本当にすごい選挙だったなあ、というのが感想です。
いつも選挙になると思います。選挙の時だけは国民に受ける様に、威勢の良い公約を掲げますが、実際には不可能と思われるものも少なくないような気がします。
「少子高齢化対策」保育園を作ります。待機児童解消に勤めます。これも「この園が良いと思ったけど入れなかった」という事であり、第2希望・第3希望まで含めれば「どこかには入れる」自治体が多くなったはずです。ですが、やはり首都圏で不足している状態があれば、どうしても大きく報道され、日本全国で不足しているような印象ができてしまいます。そこで国は「もっと保育所を作りましょう」と動き出すのですが、それによって地方の園は増えるが、必要とされている首都圏は増えない。こんな問題も起きそうです。
これを解消するため、東京都は独自の基準を作り、国の基準は満たしていなくても、都が認可し、国の補助金と同額を支給するので頑張って欲しい、という「東京都認証保育所」という制度を作りました。横浜市でも「横浜型保育施設」という、独自の保育園を展開しました。
私の考えとして、不足している地区限定で、市町村が主体となって企画し、運営し、それを国が補助する、という形が一番理想ではないか、と思うのです。実際、出生率・出生者数も右肩下がり。今後増える事はないだろう、と言われています。そうなると、施設を作っても無駄になる危険性があるのです。
子育て支援、人口減社会を防ぐため、教育の無償化に取り組みます。なるほど、とは思いますが大学までの授業料を無償化にする、は「ちょっと待ってよ」と思います。大学進学率、日本は5割を超えたようですが、大学で学びたいから、ではなく大学卒業していないと就職が難しくなるから進学する、という方が多いようです。そうなると、私立大学まで含め、授業料を無償化するという政策自体の実現可能性を考えると、だいぶ低くなってしまいそうな気がします。現在の制度を大きく変える事無くやるなら私は以下の点だと思います。
1,妊産婦医療費を健康保険対象にする
妊産婦の検診、「お産は病気でないから」という理由で自己負担。出産後、保険組合から「お祝い金」が出る。これ、おかしくないですか?
日本の将来を背負う子ども達が産まれるのですから、検診は保険適用するべきです。その代わり、出産お祝い金は常識的な額(減額もしくは段階的廃止)にして良いように思います。一度払って後から戻る、ではなく必要な時に、安価に医者にかかれる制度。それが安心して子育てできる環境の第一歩ではないか、と思います。
2,義務教育以下の給食費を無償化する
現在、認定こども園を含め、給食費が問題になっています。保育料は無償化になったのに、給食費は実費っておかしくないですか、という事です。しかも、給食費の中には「主食費」(お米代)と「副食費」(おかず代)が別途計算されているという不思議さ。でも、後になって「保育園によっては、お米だけ弁当箱に詰めてきて、おかずは自園で調理する形式でも良い」となっているから「主食費・副食費に分けられている」という話をききました。ちょっと待て!じゃあ、これって何の為?
おかずだけ出すのでも良い、って無理がありませんか?って事です。これで良ければ温かいおかずに、冷たいごはんでも良い(仕方ない)という事なんでしょうが、未来の日本を背負うべき子どもが、これで良いのでしょうか?私は温かい食事の提供は義務になると思います。ご飯は持参するので良い、という制度を修正し、ご飯もおかずも一緒に提供し、これを無償化するべき、と考えています。とりあえず、中学校卒業まで、として小中学校、幼稚園・保育園の給食費は国の責任において無償にするべきではないでしょうか?
子育てを支援する、三つ子の魂百までも、などと(意味がわかっているかどうか不明ですが)選挙になると勇ましいスローガンが打ちあがりますが、結局できない(できていない)事例が多すぎると思います。そしてもっと醜いのが、ひとつ無償化等の政策が実行されると、全ての党が「私の党が頑張ったから、この政策は実現しました。子育てに優しい国を目指して頑張る〇〇党に今後ともご支援を」というコメントがでます。まあ、国の出した原案を審議し、良いでしょうと言って通過させたのですから、どこの党が頑張ったから、ではなく全ての党が賛成したから成立した、と言えなくもないのですが、何か違和感を感じています。
話を元に戻しますが、義務教育以下の給食費は無償で良いと考えます。そのための財源を、という事になるのですが消費税はもともと福祉目的税であった「はず」なので、消費税をあてれば義務教育以下なら、だいたい収まると考えます。
長文になってしまいますので、今日はこの位にします。
いつも選挙になると思います。選挙の時だけは国民に受ける様に、威勢の良い公約を掲げますが、実際には不可能と思われるものも少なくないような気がします。
「少子高齢化対策」保育園を作ります。待機児童解消に勤めます。これも「この園が良いと思ったけど入れなかった」という事であり、第2希望・第3希望まで含めれば「どこかには入れる」自治体が多くなったはずです。ですが、やはり首都圏で不足している状態があれば、どうしても大きく報道され、日本全国で不足しているような印象ができてしまいます。そこで国は「もっと保育所を作りましょう」と動き出すのですが、それによって地方の園は増えるが、必要とされている首都圏は増えない。こんな問題も起きそうです。
これを解消するため、東京都は独自の基準を作り、国の基準は満たしていなくても、都が認可し、国の補助金と同額を支給するので頑張って欲しい、という「東京都認証保育所」という制度を作りました。横浜市でも「横浜型保育施設」という、独自の保育園を展開しました。
私の考えとして、不足している地区限定で、市町村が主体となって企画し、運営し、それを国が補助する、という形が一番理想ではないか、と思うのです。実際、出生率・出生者数も右肩下がり。今後増える事はないだろう、と言われています。そうなると、施設を作っても無駄になる危険性があるのです。
子育て支援、人口減社会を防ぐため、教育の無償化に取り組みます。なるほど、とは思いますが大学までの授業料を無償化にする、は「ちょっと待ってよ」と思います。大学進学率、日本は5割を超えたようですが、大学で学びたいから、ではなく大学卒業していないと就職が難しくなるから進学する、という方が多いようです。そうなると、私立大学まで含め、授業料を無償化するという政策自体の実現可能性を考えると、だいぶ低くなってしまいそうな気がします。現在の制度を大きく変える事無くやるなら私は以下の点だと思います。
1,妊産婦医療費を健康保険対象にする
妊産婦の検診、「お産は病気でないから」という理由で自己負担。出産後、保険組合から「お祝い金」が出る。これ、おかしくないですか?
日本の将来を背負う子ども達が産まれるのですから、検診は保険適用するべきです。その代わり、出産お祝い金は常識的な額(減額もしくは段階的廃止)にして良いように思います。一度払って後から戻る、ではなく必要な時に、安価に医者にかかれる制度。それが安心して子育てできる環境の第一歩ではないか、と思います。
2,義務教育以下の給食費を無償化する
現在、認定こども園を含め、給食費が問題になっています。保育料は無償化になったのに、給食費は実費っておかしくないですか、という事です。しかも、給食費の中には「主食費」(お米代)と「副食費」(おかず代)が別途計算されているという不思議さ。でも、後になって「保育園によっては、お米だけ弁当箱に詰めてきて、おかずは自園で調理する形式でも良い」となっているから「主食費・副食費に分けられている」という話をききました。ちょっと待て!じゃあ、これって何の為?
おかずだけ出すのでも良い、って無理がありませんか?って事です。これで良ければ温かいおかずに、冷たいごはんでも良い(仕方ない)という事なんでしょうが、未来の日本を背負うべき子どもが、これで良いのでしょうか?私は温かい食事の提供は義務になると思います。ご飯は持参するので良い、という制度を修正し、ご飯もおかずも一緒に提供し、これを無償化するべき、と考えています。とりあえず、中学校卒業まで、として小中学校、幼稚園・保育園の給食費は国の責任において無償にするべきではないでしょうか?
子育てを支援する、三つ子の魂百までも、などと(意味がわかっているかどうか不明ですが)選挙になると勇ましいスローガンが打ちあがりますが、結局できない(できていない)事例が多すぎると思います。そしてもっと醜いのが、ひとつ無償化等の政策が実行されると、全ての党が「私の党が頑張ったから、この政策は実現しました。子育てに優しい国を目指して頑張る〇〇党に今後ともご支援を」というコメントがでます。まあ、国の出した原案を審議し、良いでしょうと言って通過させたのですから、どこの党が頑張ったから、ではなく全ての党が賛成したから成立した、と言えなくもないのですが、何か違和感を感じています。
話を元に戻しますが、義務教育以下の給食費は無償で良いと考えます。そのための財源を、という事になるのですが消費税はもともと福祉目的税であった「はず」なので、消費税をあてれば義務教育以下なら、だいたい収まると考えます。
長文になってしまいますので、今日はこの位にします。
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