9月1日、園児募集を開始しました。1号認定の園児さんは入園が決まりました。2号・3号園児さんは、市役所に書類を提出し、11月中頃には入園が決定するものと思います。皆様のご希望に添える事ができますよう、お祈り申し上げます。

  暑かった夏も少し和らいで、夏から秋に変わりつつあります。ちょっと過ごしやすくなりますね。10月には運動会も予定しています。皆さん、楽しみにしていて下さい。

 皆さんもニュース等でご存知かと思いますが、またしても園バスに園児さんが残ったままドアに施錠してしまい、熱中症で亡くなると言う事故が起きました。事故と言うもの、あってはならない事です。なんで?と思うのですが、ネットのコメント欄には「アメリカのバスにはキーを抜くと、大きな音でブザーがなる。そのブザーを止めるには、一番後ろにある停止ボタンを押さないといけない。当然、運転手さんは一番後ろまで行くから、車内を見回す事になる。日本のバスにもこれを取り付けるべきだ」「タグで登園・降園を確認する装置を義務化すべきだ」「マニュアルの見直しをするべきだ」等々、たくさんの意見が飛び交っていました。

私の考えです。なぜマニュアルに頼ろうとするのですか?

 個人的な見解ですが、手順を指示されないと動けないようでは保育者とは言えない。マニュアルを作れば、それに従っていれば落ち度はない、という事になります。ですが、予想に反した事があれば、それには対応できない(対応しなくても指摘されない)という事になります。どんな時も、子どもの事を最優先し、子どもにとって最善の行動がとれる人。それが保育者だと思っています。(旭幼稚園の先生方、全員こう言う方々ばかりです)

そんなに大きくない送迎バス。落し物はないか、忘れ物はないか。嘔吐物・お漏らしなどはないか。言われなくても一度全部の座席を見回す事は保育である以上、当然の事。運転手さんも含め、ダブルチェックできるはずです。
 今、旭幼稚園ではコロナ対策として、1回バスが回り終わると、事務の方、看護師さんなどが、バスの座席を消毒しています。そこでも何か変わった事があればチェックできます。運転手さんは、バスが回り終わるとボデイを水洗いしてくれます。その時に、窓から中の様子が見えます。何かあれば直ぐに気づきます。これだけのチェックをしていますので、旭幼稚園では見落としはありえない。そう考えております。

 私はよく「保育と言うものは、気配りの集合体」と言っています。子ども一人一人に合った言葉がけ、園長から言われなくても「こうした方が子どもは喜ぶはず」「こんな援助を子どもは求めているはず」と自分から気付いて、行動する。これが保育なのだと思っています。マニュアルがないと動けない保育者って…。機械の整備ではないのだから…。そんな感じがします。

 事故のあったバス(ワゴン車)ですが、なぜか窓にもラッピング塗装がされており、中の様子を外から見る事が難しい仕様になっていました。あれ、何の目的でラッピングしているんでしょうね?安全と言うものを最優先したら、わざわざ窓を潰して見えずらくしているなんて考えられない。もし、窓が塞がれていなければ、外から「まだ中に人が残っている」って目視しただけでわかったのでは?と思っています。

旭幼稚園では今後も「気配り」の塊のような保育を行っていきます。どうぞご安心下さい。