2月の声を聞きました。この時期は受験生にとっては決戦の場です。国公立の試験と並行して、私立大学の入試も今がピークのようです。私が受験生の頃、関西の大学が早く入試をはじめ、だんだん関東が入試となります。桜前線みたいな感じでした。高校の先生の話ですが、全部で17校受けた方がその当時のレコードホルダー。初めはどこの大学か覚えていたけれど、おしまいの頃は受験している大学がわからなくなった、というオチまでついていた、と聞かされました。本当に古き良き時代の事です。
私の時代は国公立に関しては一期校・二期校の時代。今の方々は「?」だと思いますが、旧帝国大学など、歴史の長い大学を一期校、戦後各都道府県にできた比較的新しい大学を二期校と呼んでいました。システムとして一期校と二期校、2回受験のチャンスがあった訳です。ところが、受験戦争を緩和する、大学のランク付けをなくす、等々の理由で一期校・二期校という「くくり」を廃止し、統一テストでしたっけ?共通テストでしたっけ?全国の受験生、一度に同一日程・同一問題で行う方式に移行しちゃったから現場は大混乱。受験のチャンスが1回しかなくなった。1回しか受けられないなら浪人はイヤだから、確実に入学できる大学を選ぼうとする。そうすると、何度か模試を受けて、自分の成績で入れる大学を探す。大学のランク付けを解消する、という目的で始めたものが、かえって輪切りを促進すると言うオチまでついてしまいました。この改革で一番得をしたのが予備校と大学入試の情報誌を出している出版社と言われていました。模試が終わった後、この手の情報誌の「おまけ」に模試で何点とれたらこの大学に入学できそう、というランク表が付いてきました。そのランク表を買ったら、雑誌がおまけで付いてくる、と揶揄されたものです。(おもちゃが欲しくてハンバーガーを買う子どもに似ています)
さて、私は数学の前の段階である「算数」が苦手と言うか理解不能。算数の試験がなくて入学できるのは私立の文系しかなく、好むと好まざるにかかわらず、大学に行くにはそこしかない、という結果になりました。でも、何とかひとつ合格できたので、浪人しないで大学生活を送れた事は「超ラッキー」でした。あの当時、携帯電話もなければパソコンもない時代。大学の周りは喫茶店と雀荘、パチンコ屋さんしかない時代でしたが、それなりに楽しい学生時代でした。本当にのんびりしていた時代です。大学にもそれぞれ特色があって、「ジーンズに黒い革靴を履いているのは〇〇大学法学部の学生」とか、「セーターを肩にかけて歩いているのは△△大学文学部の学生」とか、格好でだいたい学校と学部がわかっちゃうような時代でした。良い意味でも悪い意味でも、大学の個性が出ていた時代でした。
ところが昨今、私立の大学を「まとめて」呼ぶ事が多くなってきました。「MARCH」とか「日東駒専」とか「大東亜帝国」とか、何か勝手にまとめて、勝手な呼び名を付けている事に違和感を覚えます。だって、それぞれの大学、独自の歴史があり、独自の校風があり、独自の教育を行っているはず。それを勝手に名前を付けて、ひとくくりにする風潮はどうなのか、と思っています。そんな事に惑わされないで下さいね。
受験生の皆さん。頑張って下さい。志望する大学に入学できるよう、最大限の努力を、と願う一方で、入れた大学が一番良い大学。きっと神様が「あなたはここの大学に行きなさい」って言ったのだと思って、入れた大学で最大限の努力をして下さい。
大学は遊ぶところではない。勉強しながら人とのかかわりを学ぶ場所。社会のルールを学ぶ場所(体験する場所)だと思っています。資格の取れる大学ならなおさら。絶対に単位不足で資格が取れなかった、などという事がないよう、そこはしっかり勉強して下さい。卒業する時の自分を想像しながら頑張って下さい。
私の場合、保育系の大学の先生方とおつきあいする事も多いし、養成校で非常勤という形ではありますが「保育ってこう言うものなんですよ」という事を伝える仕事もさせてもらっています。その経験もふまえて言わせていただいています。入試はスタート。本当の結果は卒業する時に決まります。頑張って!
私の時代は国公立に関しては一期校・二期校の時代。今の方々は「?」だと思いますが、旧帝国大学など、歴史の長い大学を一期校、戦後各都道府県にできた比較的新しい大学を二期校と呼んでいました。システムとして一期校と二期校、2回受験のチャンスがあった訳です。ところが、受験戦争を緩和する、大学のランク付けをなくす、等々の理由で一期校・二期校という「くくり」を廃止し、統一テストでしたっけ?共通テストでしたっけ?全国の受験生、一度に同一日程・同一問題で行う方式に移行しちゃったから現場は大混乱。受験のチャンスが1回しかなくなった。1回しか受けられないなら浪人はイヤだから、確実に入学できる大学を選ぼうとする。そうすると、何度か模試を受けて、自分の成績で入れる大学を探す。大学のランク付けを解消する、という目的で始めたものが、かえって輪切りを促進すると言うオチまでついてしまいました。この改革で一番得をしたのが予備校と大学入試の情報誌を出している出版社と言われていました。模試が終わった後、この手の情報誌の「おまけ」に模試で何点とれたらこの大学に入学できそう、というランク表が付いてきました。そのランク表を買ったら、雑誌がおまけで付いてくる、と揶揄されたものです。(おもちゃが欲しくてハンバーガーを買う子どもに似ています)
さて、私は数学の前の段階である「算数」が苦手と言うか理解不能。算数の試験がなくて入学できるのは私立の文系しかなく、好むと好まざるにかかわらず、大学に行くにはそこしかない、という結果になりました。でも、何とかひとつ合格できたので、浪人しないで大学生活を送れた事は「超ラッキー」でした。あの当時、携帯電話もなければパソコンもない時代。大学の周りは喫茶店と雀荘、パチンコ屋さんしかない時代でしたが、それなりに楽しい学生時代でした。本当にのんびりしていた時代です。大学にもそれぞれ特色があって、「ジーンズに黒い革靴を履いているのは〇〇大学法学部の学生」とか、「セーターを肩にかけて歩いているのは△△大学文学部の学生」とか、格好でだいたい学校と学部がわかっちゃうような時代でした。良い意味でも悪い意味でも、大学の個性が出ていた時代でした。
ところが昨今、私立の大学を「まとめて」呼ぶ事が多くなってきました。「MARCH」とか「日東駒専」とか「大東亜帝国」とか、何か勝手にまとめて、勝手な呼び名を付けている事に違和感を覚えます。だって、それぞれの大学、独自の歴史があり、独自の校風があり、独自の教育を行っているはず。それを勝手に名前を付けて、ひとくくりにする風潮はどうなのか、と思っています。そんな事に惑わされないで下さいね。
受験生の皆さん。頑張って下さい。志望する大学に入学できるよう、最大限の努力を、と願う一方で、入れた大学が一番良い大学。きっと神様が「あなたはここの大学に行きなさい」って言ったのだと思って、入れた大学で最大限の努力をして下さい。
大学は遊ぶところではない。勉強しながら人とのかかわりを学ぶ場所。社会のルールを学ぶ場所(体験する場所)だと思っています。資格の取れる大学ならなおさら。絶対に単位不足で資格が取れなかった、などという事がないよう、そこはしっかり勉強して下さい。卒業する時の自分を想像しながら頑張って下さい。
私の場合、保育系の大学の先生方とおつきあいする事も多いし、養成校で非常勤という形ではありますが「保育ってこう言うものなんですよ」という事を伝える仕事もさせてもらっています。その経験もふまえて言わせていただいています。入試はスタート。本当の結果は卒業する時に決まります。頑張って!
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