足利市幼稚園連合会の教員研修会が終了しました。コロナ開け、人数制限なし、対面式、という形だったため、参加者数はどうなるか心配していましたが、70人以上の先生方に参加していただき、大盛況でした。
講師はパネルシアターの第一人者、月下和恵先生。「楽しいパネルシアター」と題し、単に先生の作品を見せていただくだけでなく、作成する時の注意点、しかけの作り方、演じ方まで含めてレクチャーして欲しい、とお願いしましたところ、要望を全て取り入れて下さり、とても有意義な研修会となりました。私自身、専門学校で講義をしていますが、参考になる事も多く、勉強になりました。

  先日の栃木県幼稚園連合会の分科会「リトミック再考」といい、今回の「楽しいパネルシアター」にしろ、何か私個人の疑問点をテーマとした研修会を行っているようで、ちょっと恐縮していますが、基礎から学ぶ、という点で皆さんの参考になったのでは?と思っています。

  基礎、ってやっぱり大切です。基礎から外れた方式を取らないといけない場合もある。けれど基本を知らなくて、「いきあたりばったり」で行うのと、基本を知った上、わかった上で、「今、この子どもたちに伝えるにはどの方法が一番良いか」という判断をするのでは、同じ行動になってとしても、内容・意味が全く違う事になると思っています。
その意味で、今日のパネルシアター研修会はとても参考になりました。研修会終了後、講師の月下先生と市内幼稚園の園長先生との懇談会で、「一時期、しかけに凝った時期があったけど、やりすぎもダメね」とか、「失敗しないよう注意する事は大切だけど、失敗した時、いかにリカバリーするか。そっちも大切」とか、様々なヒントをいただきました。自分でもこの種の表現をやっているだけに、納得できる部分、参考になる部分が多々ありました。この研修を生かして、子どもたちが喜ぶような表現を考えていきたいと思います。