9月1日より令和6年度の園児募集が始まりました。
この9月1日と言うのは、栃木県幼稚園連合会の取り決めによる日程です。事の経緯はいろいろある様ですが、私が疑問に思っているのは、9月1日から募集開始。同時に9月1日から受付開始になっている点です。募集と受付が同時では、保護者の方々が検討する時間がありません。やっと地区の合意があれば、9月1日以前に入園説明会を開催して良い、という事になりましたが、それ以前は9月1日にならないと、願書を手渡してはならない、という何とも奇妙な申し合わせがありました。

これ、保護者の方々にとって、何のメリットもない訳です。目線が完全に県とか連合会とか、「上」を見ています。指導を受けないように、苦情が県に行くことがないように、というマイナス思考、保身のための取り決めでは?と思っています。9月1日願書配布が動かせないなら、受付開始は9月15日くらいに設定して、地域の幼稚園の願書を並べて、どの園にするか?という検討の時間を作っておくことも重要ではないか、と考えています。(若しくは8月15日から次年度の募集要項を渡して良い、という事にするか、2択だと思っています)

幼稚園が「子どもの為」の施設であるなら、子どもの幸福(保護者の幸福)のため、寄り添う事が必要じゃないか?それを思うなら、9月1日以前に入園説明会を行える事。入園説明会の席で、次年度の募集要項(納付金を含めて)を手渡せる事が、保護者の幼稚園選びの手助けになると思っています。でも、なぜかこの意見は少数派のようです。「今までと同じでいいじゃないか」という風潮を(なんとなく)感じています。でも、保護者目線・子ども目線で行かないと、時代から取り残される危険性もまた、私は強く危惧しています。

 愚痴はさておき、旭幼稚園は「幼保連携型認定こども園」です。この幼保連携型認定こども園というのは、認可幼稚園と認可保育所が合体したものです。ですから、1号認定と呼ばれる3歳以上の幼稚園希望の園児さんは、園長が認めれば入園できるので、ほぼ終了しました。「ほぼ」と言うのは、例えば現在の園児さん、来年度入園申込をした方で、保護者の転勤などの理由で、退園する場合、欠員が出る訳です。これは3月末まで待たないとわからないので、「ほぼ」と言う事になります。

 保育園に入園申込をされた方は、現在市役所に提出する書類をお預かりしている状態です。保育園の場合、保護者の就労等、保育を必要とする理由があり、市役所が認定した方をお預かりする、というシステムです。つまり、入園できる・できないは、市役所の判断、という事です。そうなると、市の裁定の基準に従い、「必要性の高い方」から順に入園できる、という事になり、私情をはさむ事ができません。そのあたり、市役所もシビアに判断していると聞いています。この方々は11月頃に市役所から届く通知書を待っている状態です。ですから、最終的に園児数が確定するのは12月になってしまいます。

申込の状況ですが、傾向として今までと同じくらいの感じでしょうか。旭幼稚園の場合、そもそもの定員が小さい小規模園ですので、全員のご希望にそえるかどうか、微妙な所です。
皆さんのご希望に叶う事ができればいいな、と思っています。でも、定員もありますし…。

難しい所です。