栃木県幼稚園連合会主催の就職説明会に参加してきました。宇都宮市のマロニエプラザという展示会などによく使われる会場なのですが、広いフロアに地区別、各園の机を並べ、就職を希望する学生さんに説明を行う、という会です。
 今年は全体の参加者が昨年に比べ2割減とか。たしかに開催し始めた時(20年くらい前?)は、学生さんの数も今の倍以上。旭幼稚園のブースはずっと人が途切れる事無く並んで順番を待っていました。一度、どうしても時間内に収まらず、会場の外にあるソファーに座って説明した事もあります。その当時から比べると、18歳人口の減少の影響もあるのか、年々参加者が少なくなってきました。説明用のプリントも、50枚から30枚、20枚と少なくなり、今年はどうなるのか心配していましたところ、6名の方が面談に来て下さいました。この数字だけを見ると「なんだ、たいした事ないじゃないか」と思われるかも知れませんが、中には「うちは1人も来なかったよ」という幼稚園も多かったようで、次代の移り変わりを感じます。

 幼稚園も園児数が全体的に下がっています。出生率の減少もあります。毎年出生者数も下がっていて、足利市においては、昨年1年間に産まれた方が500人という状態です。小学校も足利市全体では毎年数百人単位で児童数が少なくなっているようです。
 幼稚園も認定こども園に移行する園が増えました。0歳から保育をするとなると、年齢に対する保育者数の基準がありますので、より多くの保育者を雇用しないといけない状態が続きました。出生率の減少・出生者数の減少を、0歳からの入園希望者の増大で何とかバランスを取っていたような状態です。それもここ数年で落ち着くと思います。それだけに優秀な先生に来ていただく事が今以上に重要になってくると考えています。

 旭幼稚園では幸いにも優秀な先生方に来ていただき、子どもひとりひとりに対応したきめ細かな保育ができている数少ない園だと自負しています。それだけに、この質を今後も維持していくことが重要かと思っています。幸いな事に、保育者数は認定こども園設置基準を満たす他、先生方が有休をとった場合、休憩時間を取った場合でも、しっかり基準が守れています。この事を学生さんに伝えると「休憩時間が取れる園なんて他はありません。すごいですね」「有給も希望する日に取れるなんて信じられない」という話になりました。無理をしない・させない勤務。余裕を持った勤務ができないと、新しいアイディアも浮かばないと思うのです。その点、旭幼稚園は恵まれているなあ、だからあの保育ができているんだろうな、と思った次第です。
8月2日、24日の両日、オープンキャンパスを開催しますので、こんな所も注意してご覧になっていただければ幸いです。