8月2日、8月24日の2日間にわたり開催しましたオープンキャンパスですが、無事に終了する事ができました。8月2日は夏季保育の最終日。園児さん達が活動している様子をご覧になっていただきました。学年別に様々な課題のもとで、頑張っている姿や園児さん同士で意見を交わしながら活動している様子など、実際に見る事ができた、と好評でした。

 24日は土曜日開催。園児さんは2号・3号認定園児さんのみ。しかも土曜日なので参加者も少なく、実際に活動している様子を見ていただく事より、施設見学に重点を置いたオープンキャンパスになりました。各学年・各クラスで4月になってからの活動の様子が見られるよう、工夫をこらした展示をしていただいたおかげで、毎日の生活の様子が想像でき、こちらも好評でした。「各学年の違いがよくわかりました」というご意見をたくさん頂戴しました。

 質問コーナーでは「入園できますか?」という質問が多かったのですが、「今の所、何ともお答えできません」というのが回答になります。もともと旭幼稚園は、ひとりひとりの園児さんの成長を見たい。一人ひとりに応じた保育がしたい、という思いがあります。そのため、全体の定員自体が少ない小規模の幼稚園なのです。ですから募集の定員も少ないのです。
 3歳以上の1号認定としての入園(幼稚園の園児さんとしての入園)は、園に決定権があるので先着順で決まるのですが、2号・3号(保育園の園児さんとしての入園)は、市が保育の必要性の高い方から順に決定しますので、この時点では「入園できます」とも「入園は難しいです」とも言えない状況です。ですが…。

 旭幼稚園では姉妹園として企業主導型保育施設「あさひこども園」も運営しています。駐車場の前にある建物がそれです。これは認可外保育施設に分類されますので、市を通さず園長が「いいですよ」と言えば入園できます。(保育施設なので、ご両親の就労は必要条件となります)
 認可外保育施設というと、狭い部屋に大勢の園児さんがいて、資格を持った人も少ない。保育料が高いという(ちょっとマイナスな)イメージがありますが、企業主導型保育施設の場合、指定管理者として児童育成協会という所が間に入っています。認可保育所と同じ基準面積の保育室、認可基準と同等の保育士数、認可施設と同等の保育を行っている事を条件に、運営費(認可保育所に比べると少ないのですが)も補助してくれるので、比較的安価で保育が受けられる、という認可施設と認可外施設の「良い所取り」みたいな施設も併設しています。
 また、一度企業主導型保育施設に入園したら、ずっとここに在園しないといけない、という事ではなく、翌年に旭幼稚園に入園を希望する事もできますので、「とりあえず」企業主導型保育施設に入園し、1年集団生活を体験し、翌年旭幼稚園に入園希望を出す。希望が通れば旭幼稚園に。希望が通らなかったとしても、旭幼稚園と同じ教育内容のあさひこども園で引き続き保育は受けられる、という方法も取れますよ、という事も説明させていただきました。(企業主導型に在籍されている方は、ほとんどの園児さんが3年保育・年少さんになる時点で、旭幼稚園に移られます)

 皆さん初めは「認可外施設ですか…。」と半信半疑なのですが、実際に施設を見ると、ほのぼのとした雰囲気の中、のびのび活動している様子を見て、「ここもありですね」と非常に気に入っていただいております。こちらは定員30名で、毎年12~16名前後の方が通園し、6人の保育士(もちろん全員有資格者です)が保育しています。つまり、定員に空きはある訳です。
 企業主導型と旭幼稚園の併願で入園申込できますので、どちらかには必ず入園できる事になり、その意味で「保育園に落ちてしまい行くところがない」という事態は避けられる。これが認可外施設を併設している旭幼稚園の強みです。

 見学はいつでもできますので、気楽にお申込いただければ幸いです。新年度の申込は9月2日(月)からです。企業主導型保育施設(認可外施設)も含め、ご検討をお願いします。