10月11日、12日の両日にわたり開催された第50回運動会、無事に終了する事ができました。保護者の皆様方のご協力あっての賜物と深く感謝申し上げます。

  今年の運動会ですが、10月11日は乳児さん0歳・1歳の運動会を遊戯室にて開催しました。とは言っても、0歳・1歳のお友達にできる事は限られています。親子で楽しめる運動会となるよう、先生方が工夫して下さいました。牛乳パックで作った車を引っ張っての競争ですが、車の窓などシール形式にして、園児さんが自分で作ったものを使わせていただきました。日頃の生活を、運動会に向けての活動とし、運動会に期待をもって臨めるよう配慮しました。

  12日は2歳から年長さんまでの運動会です。好天に恵まれ、楽しい運動会を行う事ができました。いつも課題になるのですが2歳児さんは0・1歳と一緒の活動とするのか。それとも3歳以上の皆さんと一緒の運動会に参加するのか、という問題です。0・1歳のお友達と比較すると、運動能力などは格段に違います。3歳児に近い能力があります。でも3歳以上の園児さんと同じ時間、運動会に参加するのは体力的に見て難しい。様々な側面から考えて、あのような形になった事をご理解いただきたく存じます。

  今年の運動会ですが、原点に帰って「運動面」を中心に発表する事で、園児さんの発達の様子を見ていただけるものを選んでみました。障害物競争、親子競技なども様々な「しかけ」は用意しましたが、「何々を貼って、全員が修了した時、××の形になる」とか「終了後、紐を引っ張って何々が持ち上がる」等々のしかけは極力少なくし、園児さんが走る距離を長く取ろう、という意図の元構成してみました。しかけ等も楽しいのですが、しかけを作る事、何々の形になる等々が主役になってはいけない、という考えです。主役は園児さん。しかけではない。園児さんが一生懸命走るから運動会なのだ、という考えです。
  開会式の園長挨拶で、日頃の生活を集大成した運動会です。でも、運動会を行う事を目的にしていません。運動会と言う運動面を中心とした発表の場を通じて、園の教育目標である「努力する子・たくましい子・心のやさしい子」を実現する手段として運動会をとらえています、というお話をさせていただきました。その意味でも素晴らしい運動会になったと思っています。

  今年は特に「間」の少ない運動会だったと思っています。ひとつの種目が終わり、入退場門に帰っていく1分後に、次の種目に参加する園児さんが入場していました。(もちろん、準備の時間がかかるものもありましたが、それでもスムーズに準備ができていました)このスピード感は近年の運動会の中でも特筆ものだったと思っています。そのため、予定していた時間より若干早く進行し、お昼の時間も充分取る事ができました。これも園児さんだけでなく、保護者の皆様にご協力いただけた事が大きな要因になっています。本当にありがとうございます。

 今日は園庭では2号3号の園児さんが中心になり「リレーごっこ」が行われていました。運動会の余韻を園児さん達も味わっているようです。素敵な運動会になりました事、保護者の皆様のご理解・ご協力に重ねて御礼申し上げ、運動会終了の御礼とさせて頂きます。