6月29日(日)、栃木県幼稚園連合会主催の「就職説明会」に参加してきました。この会は「幼稚園の先生になりたい!」という思いの人と、幼稚園のマッチングを目的にしたものです。最初は「統一試験」という形で始まり、次に「希望者登録制度」になり、今のような説明会に至った訳です。

 この就職説明会ですが私、最初から思っていました。宇都宮に栃木県全県下の学生さんを集めるのは無理がある、という事です。少なくとも「県北」「中央」「県南」と3ケ所での開催を考えないと、そこに来る方の苦労は大変です。この事、開始直後から意見を言っているのですが「県南と県央の中間に住んでいる人は県央・県南と2回出席しないといけない。中央でやれば1回で済む」という理由で、未だにそのままです。

 足利から参加となると、車で高速道路を使っても最低でも1時間半はかかります。電車となると、直行便はなく、乗り継ぎなどを考えると10時半に会場のマロニエプラザに行くには、5時起きも覚悟しないといけないでしょう。(女性の場合、私の様に起きて10分で出かけるのは絶対に無理)
だから「予定が入っている」等々、最初から行けない場合は仕方ないのですが、「遠すぎて行きたくとも行けない」という事態だけは避けたい。ちょっと気になる幼稚園があるので、行って話を聞いて、どんな園か雰囲気を知りたい。そんな方のためにも「参加しやすい時期と場所」を選ぶ必要もあるかと思います。そのあたり、「採用する側」と「勤めたい側」がミスマッチしているような気がします。

 この説明会も年々参加者が少なくなっています。18歳人口が減っているので、学生さんの数自体が少なくなっているのも、致し方ない点がある事は重々承知しています。でも、幼稚園が150園参加しているのに、参加者である学生さんは211名。ちょっと寂しい気がしました。わが園で教育実習を行った学生さんも参加してくれましたが、話を聞くと保育科の学生さんの出席率、そんなに良くないようです。
 30年前、足利・佐野の幼稚園有志で「合同地区説明会」をやる話がありました。佐野の幼稚園、園長先生と話をしていた時、「足利・佐野合同で就職説明会、できたらいいね」って話が出た時に、やっておきべきだった、と痛感しています。実際に足利の園長先生方に提案した事がありましたが、一部の幼稚園が「そんなもの、必要ない」という強く主張されたので話が流れてしまいました。でも全員合意の基で開催されるものなんて皆無のはず。それだけに「全員参加とは言わない。志ある園だけで充分。今後の事も考え、やります」と推し進めるべきだったなあ、と反省しています。

 過去の事を言っても仕方がありません。旭幼稚園だけでも、わが園の特色と内容、あのアットホームで先生方が笑顔で保育している様子を発信し続けて、旭幼稚園の保育が好き!一緒に保育したい!という先生にきていただけるよう、幼稚園の魅力を発信していき続けたいと考えています。