参議院選挙が告示されました。私学ではありますが、教育機関であります。その園長が政治的な話をする事は、常識的に考えてどうなんだろう?そんな思いもあり、政治的な話は避けてきたつもりです。
でも、今回の選挙。参議院ではありますが、今後の日本の動向を見極めるひとつの「試金石」にもなる選挙ではないかな?と思っています。
ひとつは現在の状況が厳しい、という事です。物価はどんどん上がっていますが、それに応じて給料もあがっていればまだしも、全然上がっていません。実質的な「使えるお金」の額は減っている感じがします。そこに「令和の米騒動」が起きました。今まで5キロ2000円~2300円位で買えたお米が4000円以上。約倍に値上がりしました。ガソリンも高いままです。ガソリンの税金は価格の50%位になっているそうです。しかも、各種のナントカ税、カントカ税をかけておきながら、その「税込み価格」に「消費税」という税金をかけています。税法で禁止されている二重課税を平気でやっています。ちょっと「言う事」と「やっている事」が違いすぎる、と感じている方も多いのでは?と思います。
選挙となると「経済の再生」「生活の安定」「産業の振興」などと言う事を公約にあげる方が多いのですが、そのために何をするのか。何を変えようとしているのか。そこの部分、説明なしに、単なる「イメージ」で公約を掲げる方が多いように思います。
例えば、私ども旭幼稚園では「努力する子・たくましい子・心の優しい子」が教育目標です。選挙でいえば「公約」のようなもの。この目標に向かって頑張ります、という事です。でも、この公約を、どう具体的に保育の中で園児さんに伝えていくのか。ここが問題になります。この方法が貧弱だと、「公約」が単に額に入れて飾ってある「オブジェ」になってしまうからです。
そこで私どもは「努力する」たは「一生懸命に取り組む事」。
「たくましい」とは「途中であきらめない。最後まで頑張る事」。
「心の優しい」とは「人のいやがる事はしない。お友達を大切にする事」と具体的な形にかみ砕き、毎日の生活の中で、日々の活動の中で、頑張った点を認めて褒める。努力の成果を認める、このような形で具体的に伝えています。
これも初代の園長が、幼稚園を造った時に考えた目標です。その教えを、時代が変わっても受け継ぎ、時代に合わせた方法・伝え方で保育しているから「旭幼稚園の保育」になっている訳です。だから私学である訳です。園の目標が具体的な活動として保育の中に活かされているから「旭幼稚園の保育」になっている訳です。
こう考えた時、今回立候補されている方は何を目標とし、どんな方法で、ご自身の「理想」を具体的な「形」として私たち国民に提示してくれるのか。ここをしっかり見極める必要があると考えます。当選したい、票が欲しいから、一般受けするような事を公約にしているのか。何の為の政策なのか。そこを見極める必要があると思います。
国会も最終的には「多数決」で決定します。ですから「与党」でないとだめ。与党の議員さんに投票する。そう言う考え方も理解できます。俗にいう「勝ち馬に乗る」事ですが、一理あります。政策を実現できる政党の方に託す、という事は重要です。
その一方で、「立候補されている方の人間性」を重要視される方もいます。「あの人に任せれば大丈夫」という事です。本来、わが国が二院制を採用しているのも、衆議院は政党政治(多数決)で物事を決める。そして参議院は(元々が貴族院ですから)個人の資格で、個人の考えで、個人の良識に従って法案の是非を決定する場であった、と思っています。でも、その参議院までもが「比例区」などという政党政治に飲み込まれていては、二院制の意義がなくなるのでは?というのが私の考えです。何の為に二院制にしたのか。どっちも多数決で決めるのなら、参議院はいらないじゃないか、という考えも出てきます。
ただ、ここで私のような人間が一人で頑張っても、何も変わらないと思います。でも、投票には行けます。自分の思っている「日本の将来」に導いてくれるだろうと思える方に、1票で託すことはできると思っています。
最初にも述べましたが、いまの日本、非常に難しい問題を抱えています。国内は産業の衰退、伸びない所得、諸物価の高騰などの経済問題。正規労働者が少なくなり、派遣やパートが多くなった労働環境問題。それに加えてアメリカ政治の迷走。ウクライナとロシアの戦争とイスラエル問題などの国際政治問題。どれもこれも重要な問題ばかりです。これを一度に解決できるとは思えませんが、私たちの1票で「国民はこう思っているんですよ」という事を、国に伝える事はできると思うのです。
皆さん、投票に行きましょう。そして自分の思っている社会が実現するよう、「この人なら大丈夫」と思える方に投票しましょう。よろしくお願いします。
でも、今回の選挙。参議院ではありますが、今後の日本の動向を見極めるひとつの「試金石」にもなる選挙ではないかな?と思っています。
ひとつは現在の状況が厳しい、という事です。物価はどんどん上がっていますが、それに応じて給料もあがっていればまだしも、全然上がっていません。実質的な「使えるお金」の額は減っている感じがします。そこに「令和の米騒動」が起きました。今まで5キロ2000円~2300円位で買えたお米が4000円以上。約倍に値上がりしました。ガソリンも高いままです。ガソリンの税金は価格の50%位になっているそうです。しかも、各種のナントカ税、カントカ税をかけておきながら、その「税込み価格」に「消費税」という税金をかけています。税法で禁止されている二重課税を平気でやっています。ちょっと「言う事」と「やっている事」が違いすぎる、と感じている方も多いのでは?と思います。
選挙となると「経済の再生」「生活の安定」「産業の振興」などと言う事を公約にあげる方が多いのですが、そのために何をするのか。何を変えようとしているのか。そこの部分、説明なしに、単なる「イメージ」で公約を掲げる方が多いように思います。
例えば、私ども旭幼稚園では「努力する子・たくましい子・心の優しい子」が教育目標です。選挙でいえば「公約」のようなもの。この目標に向かって頑張ります、という事です。でも、この公約を、どう具体的に保育の中で園児さんに伝えていくのか。ここが問題になります。この方法が貧弱だと、「公約」が単に額に入れて飾ってある「オブジェ」になってしまうからです。
そこで私どもは「努力する」たは「一生懸命に取り組む事」。
「たくましい」とは「途中であきらめない。最後まで頑張る事」。
「心の優しい」とは「人のいやがる事はしない。お友達を大切にする事」と具体的な形にかみ砕き、毎日の生活の中で、日々の活動の中で、頑張った点を認めて褒める。努力の成果を認める、このような形で具体的に伝えています。
これも初代の園長が、幼稚園を造った時に考えた目標です。その教えを、時代が変わっても受け継ぎ、時代に合わせた方法・伝え方で保育しているから「旭幼稚園の保育」になっている訳です。だから私学である訳です。園の目標が具体的な活動として保育の中に活かされているから「旭幼稚園の保育」になっている訳です。
こう考えた時、今回立候補されている方は何を目標とし、どんな方法で、ご自身の「理想」を具体的な「形」として私たち国民に提示してくれるのか。ここをしっかり見極める必要があると考えます。当選したい、票が欲しいから、一般受けするような事を公約にしているのか。何の為の政策なのか。そこを見極める必要があると思います。
国会も最終的には「多数決」で決定します。ですから「与党」でないとだめ。与党の議員さんに投票する。そう言う考え方も理解できます。俗にいう「勝ち馬に乗る」事ですが、一理あります。政策を実現できる政党の方に託す、という事は重要です。
その一方で、「立候補されている方の人間性」を重要視される方もいます。「あの人に任せれば大丈夫」という事です。本来、わが国が二院制を採用しているのも、衆議院は政党政治(多数決)で物事を決める。そして参議院は(元々が貴族院ですから)個人の資格で、個人の考えで、個人の良識に従って法案の是非を決定する場であった、と思っています。でも、その参議院までもが「比例区」などという政党政治に飲み込まれていては、二院制の意義がなくなるのでは?というのが私の考えです。何の為に二院制にしたのか。どっちも多数決で決めるのなら、参議院はいらないじゃないか、という考えも出てきます。
ただ、ここで私のような人間が一人で頑張っても、何も変わらないと思います。でも、投票には行けます。自分の思っている「日本の将来」に導いてくれるだろうと思える方に、1票で託すことはできると思っています。
最初にも述べましたが、いまの日本、非常に難しい問題を抱えています。国内は産業の衰退、伸びない所得、諸物価の高騰などの経済問題。正規労働者が少なくなり、派遣やパートが多くなった労働環境問題。それに加えてアメリカ政治の迷走。ウクライナとロシアの戦争とイスラエル問題などの国際政治問題。どれもこれも重要な問題ばかりです。これを一度に解決できるとは思えませんが、私たちの1票で「国民はこう思っているんですよ」という事を、国に伝える事はできると思うのです。
皆さん、投票に行きましょう。そして自分の思っている社会が実現するよう、「この人なら大丈夫」と思える方に投票しましょう。よろしくお願いします。
コメント