旭幼稚園が運営する「地域コミュニティーサロン 翠」にて、駄菓子屋さん「Enn」がオープンしました。駄菓子屋さんの「Enn」は「縁」であり「円」であり「園」であります。また「〇(まる)」という意味もあります。では、ここでなぜ駄菓子屋さんなのか、という事を説明させていただきます。

 国でも「第3の居場所事業」を推進しています。家庭でもない、学校でもない、第3の居場所の必要性を感じての事でしょう。今まで毛野小学校管内では石川さんと言う駄菓子屋さんがありました。日々子どもが集い、お菓子を食べながらゲーム等を楽しむ。学年も学校も関係なく「あそこに行けば誰かと会える」という、自然発生的な「子どもの地域サロン」が構築されていたのです。ところが、石川さんが廃業してしまい、毛野地区にこのような「子どもが集える場所」が消失してしまいました。そこで、私ども旭幼稚園として「地域の子ども達が集える場所」を提供する意味で、駄菓子屋さん「Enn」をオープンしたのです。この場所は毛野小学校・毛野中学校にも近く、来やすい事。幹線道路に近いけれど、少し奥まっていますので安全性も高い事も駄菓子屋さんにには好都合と思っています。
子どもの情報網は思った以上に早く、すでに「新しく駄菓子屋さんがオープンしたよ」という情報があちこちに伝わっているようです。

 このような活動、地味ではありますが必要な事と思っています。お菓子も買えます。使う予定がなければ、隣の広間が使えます。絵本もあります。エアコンも効いてます。電子キーボードもあります。(弾いてもいいですが、他の利用者の事も考えヘッドホンで弾いて下さい)
子どもだけでも安心・安全に過ごせる場所の提供という本当の意味での「サロン」になれば、と思っています。貯金箱を持ってきて「1円玉でもいいですか?」と言ってお菓子を買っていく方もいたそうですが、皆さんが気楽に寄り道できる場所としても意味があると考えています。
 ちょっと小腹が空いた方向けに小さなカップ麺や菓子パンも用意しました。このお店の性質上、値段も安く設定したので、気楽に来ていただけるものと思っています。いつ開いているか、不定期のゆるーいお店ですが、開店情報などは随時アップする予定なので、それで確認して遊びに来てもらえたら嬉しいです。

 ちなみに、今の小学生、皆さんスマホ持っているのに驚きました。私なんかスマホ、未だに使いこなせないのに…。お菓子をバックにTicTok(スペル、間違ってないですよね?)撮影をしていたり、いやー、すごいなあ。時代はかわったなー、と変な所に感心しています。