現在、」中央教育審議会と言う所で、教員免許の検討が進んでいます。今の幼稚園教諭免許は、大学卒で取得できるⅠ種免許状、短大卒で取得できる2種免許状に分かれています。これを「普通免許状」に統一しようとする案です。審議会では「これで専門性が担保できるのか」と懸念の声があがっているそうですが、もうひとつ。保育士資格もからんできます。同じような資格ですが、けっこう相違点があります。
幼稚園教員免許は、都道府県教育委員会が発行するものです。教える事ができるのは、満3歳から小学校入学までの幼児です。免許は「学士」である事が条件になっているので、大学卒・短大卒でないと取得できません。これに対して保育資格は国家資格であり、0歳から(職場にもよりますが)18歳の入所児に対して保育することができます。資格は資格取得試験を受験して、合格する事で取得できる他、大学・短大、専門学校など、厚生労働省に指定された学校で、必要単位を取ることで取得できます。
もうひとつ、問題を複雑にしているのが、幼稚園と保育園という2つの施設がある事です。幼稚園は「幼児の学校」であり、保育園は「福祉施設」である、という事です。ですが、そこに通っている園児さんの年齢は同じです。つまり、3歳以上になったら、幼稚園・保育園、どちらでも通う事ができます。もちろん保育園は福祉施設なので「保育に欠ける」という状態にある事が要件となりますが、ご両親が仕事をしていれば、どちらでも通う事ができる訳です。
現在、幼児のための施設として、幼稚園と保育園が合体した「認定こども園」が主流となってきました。幼稚園教諭と保育士資格、両方持っている方でないと原則保育に携わる事ができませんが、幼稚園教諭の免許に必要な科目と、保育士資格に必要な科目、かなり重複しているのです。ここを先ずすっきりさせる事はできないものなのか?と思っています。
その一方で、教員不足の問題も顕著になっています。一時期、何を勘違いしたのか、教員免許10年で失効する、という本当に何を考えているのか、現実を無視した制度改革をしたため、幼稚園に限らず小学校から高校まで教員不足に陥りました。免許は持っているものの、必要な研修を受けておらず失効している。だから適任と思う方がいても採用できない、という事が問題になりました。アタリマエです。税理士、公認会計士、弁護士、設計士といった資格で、有効期限がある資格なんてありません。何で教員免許だけが10年しか使えないのか。何を考えていたんでしょうね。で、現場からブーイングの嵐が起きて、結局この制度は廃止されましたが、今度は保育士資格がなくとも、子育て経験がある方などを中心に、地域限定で保育士資格を授与する制度(住所のある都道府県内でのみ有効の保育士資格)ができたり、この地域限定保育士が、全国で使えるようにしよう、などと言う議論も起きています。(わが栃木県は、この地域限定保育士制度は「今の所」使わないと明言しています)
1種2種を普通免許に統合するだけで「質が担保できるのか」という議論が起きているのに、全く保育に関する講義をうけたことのない方でも免許が取れる、というのも「質の担保」ができるのか、という問題にもなりそうですが、そこまで保育者不足が緊急課題になっている、という事なのだと思います。
私の考えている事なのですが、幼稚園教諭の免許と保育資格を合体した保育教諭普通免許に合体するのが一番わかりやすいと考えています。必要な科目も重複する必要はなくなります。学生さんにとっても負担が減る事になります。今、こども家庭庁という幼児期の子育て・保育をとりまとめる省庁ができているのですから、こども家庭庁が発行する国家資格として保育教諭免許を創設する事で解決できないのでしょうか?
「ここまでは教育」「ここからは保育」などと言う大人の都合、今までの官庁の縄張りは一度リセットして、子どもの幸福の為には何が必要なのか、という視点で議論し、今の社会が求めている制度にふさわしい免許状(資格)に昇華していく方が良いのでは?と思っています。中央教育審議会の議論が良い方向に向かう事を願っています。
幼稚園教員免許は、都道府県教育委員会が発行するものです。教える事ができるのは、満3歳から小学校入学までの幼児です。免許は「学士」である事が条件になっているので、大学卒・短大卒でないと取得できません。これに対して保育資格は国家資格であり、0歳から(職場にもよりますが)18歳の入所児に対して保育することができます。資格は資格取得試験を受験して、合格する事で取得できる他、大学・短大、専門学校など、厚生労働省に指定された学校で、必要単位を取ることで取得できます。
もうひとつ、問題を複雑にしているのが、幼稚園と保育園という2つの施設がある事です。幼稚園は「幼児の学校」であり、保育園は「福祉施設」である、という事です。ですが、そこに通っている園児さんの年齢は同じです。つまり、3歳以上になったら、幼稚園・保育園、どちらでも通う事ができます。もちろん保育園は福祉施設なので「保育に欠ける」という状態にある事が要件となりますが、ご両親が仕事をしていれば、どちらでも通う事ができる訳です。
現在、幼児のための施設として、幼稚園と保育園が合体した「認定こども園」が主流となってきました。幼稚園教諭と保育士資格、両方持っている方でないと原則保育に携わる事ができませんが、幼稚園教諭の免許に必要な科目と、保育士資格に必要な科目、かなり重複しているのです。ここを先ずすっきりさせる事はできないものなのか?と思っています。
その一方で、教員不足の問題も顕著になっています。一時期、何を勘違いしたのか、教員免許10年で失効する、という本当に何を考えているのか、現実を無視した制度改革をしたため、幼稚園に限らず小学校から高校まで教員不足に陥りました。免許は持っているものの、必要な研修を受けておらず失効している。だから適任と思う方がいても採用できない、という事が問題になりました。アタリマエです。税理士、公認会計士、弁護士、設計士といった資格で、有効期限がある資格なんてありません。何で教員免許だけが10年しか使えないのか。何を考えていたんでしょうね。で、現場からブーイングの嵐が起きて、結局この制度は廃止されましたが、今度は保育士資格がなくとも、子育て経験がある方などを中心に、地域限定で保育士資格を授与する制度(住所のある都道府県内でのみ有効の保育士資格)ができたり、この地域限定保育士が、全国で使えるようにしよう、などと言う議論も起きています。(わが栃木県は、この地域限定保育士制度は「今の所」使わないと明言しています)
1種2種を普通免許に統合するだけで「質が担保できるのか」という議論が起きているのに、全く保育に関する講義をうけたことのない方でも免許が取れる、というのも「質の担保」ができるのか、という問題にもなりそうですが、そこまで保育者不足が緊急課題になっている、という事なのだと思います。
私の考えている事なのですが、幼稚園教諭の免許と保育資格を合体した保育教諭普通免許に合体するのが一番わかりやすいと考えています。必要な科目も重複する必要はなくなります。学生さんにとっても負担が減る事になります。今、こども家庭庁という幼児期の子育て・保育をとりまとめる省庁ができているのですから、こども家庭庁が発行する国家資格として保育教諭免許を創設する事で解決できないのでしょうか?
「ここまでは教育」「ここからは保育」などと言う大人の都合、今までの官庁の縄張りは一度リセットして、子どもの幸福の為には何が必要なのか、という視点で議論し、今の社会が求めている制度にふさわしい免許状(資格)に昇華していく方が良いのでは?と思っています。中央教育審議会の議論が良い方向に向かう事を願っています。
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