今日も新型コロナウイルス関連のお話です。

今日も自主登園(自由保育)のため、登園する方も非常に少なく、家庭的であたたかな雰囲気、と言えば聞こえはいいのですが、少し寂しい感じの一日でした。登園した園児さん達は、思い思いの遊びを楽しんでいましたので、それはそれで良いのかも知れませんが、やはり「友達とかかわる」「人と交わる」事で学べるものが沢山あります。

 小規模の集団では「やりたい遊びに集中できる」メリットもあれば「集団による教育という点が薄くなる」デメリットもあります。ただ、今の保育は異年齢集団の中での「遊び」ですので、その点、学べる事も多いかと思っています。


 このコロナウイルスですが、当初の予測では1学期いっぱいは休みになるんじゃないか、最短でも5月中は再開できないだろう、とか様々な憶測がなされていました。感染を防ぐためにお店を休む。感染者は少なくなるかも知れませんが、お店にとっては収入がなくなる訳ですから存続にかかわる問題です。経済的な損失は天文学的数字になります。

 もうひとつ、学校が再開できないと、短大や専門学校の2年生の方、授業ができないので、前期15回、後期15回の授業日数が確保できない。夏休みは実習が入っていますから、夏休みに集中する訳にもいきません。そうなると、幼稚園の教員免許、保育士資格がもらえなくなる危険性も出てきました。これも大変な問題です。退職する教員が出なければいいのですが、今までの例でいえば毎年1~2名の方が入れ替わる事が多いので、新規の方が採用できなくなる危険性も考えておかないといけません。

 いっそのこと、ここまで来たのなら4月新学期でなく、欧米と同じ9月新学期に移行するという手もあります。4月新学期で、慣れた頃にゴールデンウイーク、そしてやっとペースが戻った頃に長い夏休み。9月になって、もう一度集団を作り直す、という事を考えれば9月スタート、そのまま3ケ月後に年末年始のお休みをはさみ、3月の休みは中止して、6月まで続けちゃう。6月に卒業式をやって、7月から2ケ月の夏休み。これ、意外といいかも知れませんよ。私たち、4月の桜の時期に入園式、という先入観念がありましたけど、園児さんのペースを考えれば9月入園式という方法、悪くないかも知れません。ここまで来たのなら、9月新学期も真剣に考えてみるのも良いかも知れません。

問題は…学費の負担問題だけかも知れません…。