新型コロナウイルスの拡散が止まらず、政府は2回目の緊急事態宣言を1都3県に対して発令しました。栃木県も県独自の緊急事態宣言を行った他、宇都宮市も独自に飲食店などの開店時間短縮要請などを行いました。
 たしかに感染者数は最初の緊急事態宣言の時より多い訳ですから、第2回目の宣言も納得できます。結局、私が思うのは「人と人の接触を減せば感染者が少なくなる」という事です。もし、本当に全国の商店会社、学校福祉施設が全て活動を止めて「ステイホーム」を2週間やったら、感染者は大幅に減るだろう、と思っています。

 ただし、全ての経済活動を2週間止めるという選択はギャンブルになります。経済が痛手を受けて、回復できないほど落ち込んだ場合はどうするのか、という点です。もちろん経済も大切だろうけれど死んでしまってはその後も何もあったもんじゃない。先ずは命を守る事を中心に考えて、政策を打つべきだ、という考えもあるでしょう。

 今の日本は「経済を回しつつ、新型コロナウイルスを封じ込めよう」と言う考えで行動しているようです。両立が難しい課題ですが、それをやらないといけない状態になっている。これが現実かと思います。

 私ども旭幼稚園は認定こども園なので、「幼稚園の園児さん」と「保育園の園児さん」両方をお預かりしています。その意味で介護・看護・医療・物流などのお仕事に従事されている方のお子様もお預かりしていますので、安易に「休園」ができない状態です。感染防止対策を打ちながら保育を行うという、非常に難しい宿題を与えられています。

 一応先日の職員会議では「明日からの3連休、不要不急の外出を控えましょう」「感染防止を心がけましょう」という事を何度も注意しました。この園から新型コロナ感染者はでなかったとしても、ご家族ご兄弟などで濃厚接触者や感染者が出た場合に備えて、対策だけはしっかり立てておきたいと考えています。

皆さんもお気をつけ下さい。